Johnny Weir Fan Blog
フィギュアスケーター、ジョニー・ウィアー(ジョニー・ウェア)選手と、プロとなった荒川静香さんの情報を取り上げるファンブログ。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
それは一体どうなのさ(ジョニーの記事)
ジョニーの記事について。

首を捻るようなジョニーの記事がUPされた。スケートアメリカの観客の少なさに触れ、スケート界の低迷と、回復のために新星が必要であること、その新星として、浅田真央、キミー・マイズナー、安藤美姫の3人に言及する。その中に、ジョニーについても言及されている。ナット直訳。

:::Figure Skating In A Slide

Three-time U.S. champion Johnny Weir certainly isn't the answer. As the sport struggles after its unbridled success in the mid-'90s, skating doesn't need a man, bare-chested, in a skirt and high heels, posing for magazine pictures as its image-maker.((スケートの人気を回復するための答えが)三度の米国チャンピオンのジョニー・ウィアーでないことは確かだ。90年代半ばのとどまるところを知らない成功後に苦闘する際、フィギュアスケートはイメージメイカーとして、雑誌の写真のためにスカートとハイヒールを身につけ裸の胸をさらす男を必要としていない)

スケートアメリカの観客の少なさはスケートアメリカに出ていないジョニーの責任でないことはもちろんだし、アメリカでのスケート全体の人気の低迷もジョニーの責任ではないだろう。集客力の低下は、大スターの不在もあるだろうが、海外の掲示板を見ていると、よく指摘されているのはチケット代の高さなんだよね。

現実的には、ジョニーはむしろ集客力を持つ数少ない男子スケーターだと思う。ジョニーはアメリカ国内外に多くファンを持っているし、実際に、ファンに各大会にまで応援に駆けつけさせたり、お金を落とさせる力を持つスケーターなのだけれど、ね。雑誌への登場も、ジョニーの人気の現われとも言えるだろうに(日本のタワーレコードや紀伊国屋でブラックブック誌が売れたのは一体なぜだ?)。

この記事、わざわざ、ブラックブック誌の写真を取り上げてジョニーを否定するところが嫌らしさを感じさせる。ワールドや五輪で表彰台に上がれていないことや、スケートの演技の質を取り上げて批判するのではなく。以前、ブラックブック誌の写真は、何人の眉をひそめさせることに成功するか?と、ジョークで書いたことがあるが、きちんと眉をひそめさせることに成功している様子。逆説的に、ジョニーの影響力の大きさは、無視できない、ということなのだろう。皮肉なことに、ネガティブな扱いでも記事になること自体が、注目を集めていることの証明でもある。

ところで、「スカートとハイヒールを身につけ裸の胸をさらす男」がナショナルチャンピオンであることは、私はスケート界にとってマイナスではないと思う。フィギュアスケートのイメージメイキングとして、ジョニーは米国チャンピオンとして相応しくない、という言説は過去にもあった。しかし、広告効果は、国内だけでなく、国外にも波及する。ジョニーはアメリカのスケートのイメージメイカーとして相応しくない(恐らく理想的男性像でない、マッチョでないということ)とされているが、果たしてそうなのだろうか。

ジョニーを理想的でないと排斥する態度をアメリカのスケート界が取るのであれば、それは国外から見れば、アメリカのスケート界の不寛容さを結果的に宣伝する。それは「自由の国」とされるアメリカの、不自由さを見せつける。ジョニーのような選手こそ、アメリカの自由や寛容を象徴するスケーターとなりえるだろうに。国内の不満を見て、国外で、自分たちの態度がどのように捉えられるかを配慮できないのでは、国際的相対的視点に欠けている。

ジョニーは、とかくジェンダーの問題と強く結び付けられるスケーターだ。彼の中性的な演技スタイルや容姿から(それだけでなく率直な言動もあるけれど)、その演技の良し悪しでなく「男らしくない」という理由でバッシングされたり嫌悪されることが多いようだ(新SP「キング・オブ・チェス」が、「(今までのスタイルよりも)男らしい」という理由で、好意を持ったという人は実際にいる)。トリノオリンピックや全米選手権の時も、アメリカのマスコミの記事をチェックすると、彼のセクシュアリティに関する野次馬的な興味関心での扱いがとても大きかった。それが、ジョニーがトリノのFSの失敗の後、5千通の嫌がらせメールを受けることになった理由の1つだろうと思う。

ジョニー自身が、スケートの世界だけでなく、社会的な性の問題にリンクする広がりを内包する選手なのは確かだろう。彼の存在が目障りな人は確かにいると思う。でも、そのために、アメリカのスケート界がジョニーに対して差別的な言質を取るなら、それは、アメリカのスケート界、引いては、アメリカという国自体に対するマイナスの宣伝効果を持つのだけれど。

実を言うと、私は、ここ数年、アメリカのイラク戦争等への態度で、かなりアメリカに対して悪感情を持っていた。しかし、ジョニーのファンになったことで、またアメリカを理解しようと態度を改めた。ジョニーの記事をチェックするために、アメリカのフィギュアスケート連盟等のサイトをよく訪れるし、その中で、他のアメリカの選手の情報を得、彼らへの好意も増した。アメリカの記事やサイトに触れる、ということ自体が、アメリカ文化への理解促進にもなるんだよね。外国人への監視の強化による不自由さから、当分アメリカにはいかないぞ、と決めていたのが、全米選手権を見に行きたい、と、計画したり(来年は無理だけれど、いずれは行きたい)。その翻意は、ひとえにブッシュ氏でもアメリカのマスコミでもスケート連盟の力でもなく、ジョニー1人の力なのだけれど。彼は、なかなかいい広告塔になっている。少なくとも私には。

GPSの各大会や米国選手権に観戦に行く方たち、ぜひ、ジョニーは人気があるんだぜ!ってことを、アメリカのスケート連盟にアピールしてきてください(笑)。

それと、下の記事にもジョニーが言及されている。

Skate America a refreshing surprise(ネガティブな扱い)
Skating rivalry brewing(普通)

何だか熱く語った気がするが(笑)、ジョニーの情報を追っていくと、何てアメリカは不自由なんだろう、と思うことが度々あるのだ。日本でも、ちょっとほじくり返せば、他人事ではないだろうけれど。どういう格好をしても、どういう演技をしても、スケートの質だけが問題にされる世界がきたら、スケートももっと自由で多様な演技が出てくるかもしれないのにな。
スポンサーサイト

テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ

コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/10/31 (火) 22:41:09 | | #[ 編集]
熱いねぇ~v
そんな外圧なんて吹っ飛ばすよv
だって今シーズン、彼は表彰台の高いとこにいくんだから!
こんな記事ももう少しでなくなるジェ☆
だよねっ!
2006/11/01 (水) 00:18:17 | URL | chaco #-[ 編集]
rinoさん、私のブログをリンクしてくださってどうもありがとうございました。こちらにはごぶさたしてしまってごめんなさい。

キャンベルカップでフィギュアスケートの競技シーズンがスタートしたと思ってワイワイと盛り上がっていたら、スケートカナダまであともうすぐ、というところまで来てしまいました!

ジョニー君がいい滑りができますように。出場する全ての選手がケガなく、自分の力が発揮できますように、と祈りながらテレビ観戦を楽しむことにします。

忙しい毎日が続いているようですが、じょうずに気分転換をしながらジョニーとスケートの応援を続けてください。rinoさんご自身が体をこわしませんように。

これからもよろしくお願いいたします。
2006/11/01 (水) 11:03:44 | URL | 長野のK嬢 #A4q4N68k[ 編集]
こんにちは。
ジョニーくんにいちゃもんをつけるためにわざわざ書いたような記事ですよね。しかもこの時期に。
はっきりと同性愛者なスケーターはたくさんいる(みたい)なのに、とかくジョニーくんがどうこう言われちゃうのって不思議です。見た目がまず気になる人って多いのかな。あとは美姫ちゃんと同じで、メディアにいじられやすいタイプなんでしょうね。
でもきっと、美姫ちゃんばりに彼らの考えを覆すような演技をしてくれると信じています。フリーもすっごく素敵な曲ですし、楽しみですね!(と言いつつ心配でたまらないのですが……(^^;;)
2006/11/01 (水) 13:44:57 | URL | jam #mQop/nM.[ 編集]
>2006/10/31 (火) 22:41:09 さん

そういう意識、根強そうですね。
フィギュアスケートの見た目の美しさや優雅さもまた、他のスポーツと同様、日々の練習や鍛えあげられた肉体によって支えられています。でも、わかりやすく汗が飛び散り、歯をくいしばっていないと「簡単なことをしているのだ」と一段低く見られてしまう感じがします。美に対する偏見もあるのでしょうか。男が「美しい」のは、気持ち悪い?

女子スケートでも、恩田さんのような選手だと「女らしくない」と、バッシングされたことがあります。伊藤みどりさんも、容姿のことで散々言われました。

男子でも女子でも、観る側に、「フィギュアスケートとはこういうもの」という枠があって、それに囚われている人が多いように感じます。フィギュアスケートの幅を広げ、新しい表現が生まれてくるには、観る側も自由な気持ちで、選手達を見てあげたいですね。伸び伸びと、それぞれの個性と表現力を磨いていって欲しいです。

>chacoさん

熱いですよ~e-269
近づいたら火傷しちゃうんだから!アチッ

新たな使命、よろしくですe-267

>ジョニーは人気があるんだぜ!ってことを、アメリカのスケート連盟にアピール

>彼は表彰台の高いとこにいくんだから

もちろん、一番大きな大会で、ですよね?i-80
GO!JOHNNY!!GO!

>長野のK嬢さん

こんにちは、美しい文章と丁寧な情報収集と紹介に、いつも憧れています。
もっと前にリンクする予定でしたが、遅れてしまいました。
ブログを始めてから、自分の日本語の語彙力の無さや、文章力の無さに呆れます。長野のK嬢さんのように優しく流麗な文章を書けるように、時間をかけてコツコツと勉強したいです^^

長野のK嬢さんも、どうぞ、お体お気を付けて!

>jamさん
>と言いつつ心配でたまらないのですが……(^^;;)

心配でたまらない気持ちを、どこかで一緒に吐き出したいですね(笑)。私もたまに、猛烈に心配で胃が痛くなるんです。含みのある記事を読むと、たまに燃えますしe-269燃えすぎて自分でも火傷しそうです。アチッ

安藤さんのように、周囲の雑音をシャットダウンしてスケートに集中することが大事ですよね。彼女は、もともと長時間の練習をすることが自信の源だったそうで、昨季は練習時間が短かったところ、オフシーズンの間に元に戻したのだと聞きました。1度、上手くいっていた頃の自分に戻り、良い所を見直す作業は有用そうです。過去の成功体験をイメージすることで、成功パターンを身につけるトレーニングも聞いたことがあります。ジョニーの場合だと、03年の悔しい時期から04年の復活あたりが参考になりそうですが、あの時は、具体的にどういう練習を積んでいたのでしょうね。
2006/11/01 (水) 19:40:09 | URL | rino #mQop/nM.[ 編集]
ジョニーの人気の中には「綺麗だったから」「スケーティングが美しかった」など、男性なのに女性のような美しさからファンになる人がたくさんいる。もちろん私もです。
女性スケーターには「美」が必要だという人がいるのに、なぜジョニーが美しい演技をして文句を言う人がいるんでしょう。
中にはジョニーのようになりたい、と思ってる男性スケーターがいるのに…。
メディアに対して不満でいっぱいです。
そして一番思うのは、ジョニーが何かすることにいちいち騒ぐこと!
そんなに騒いだら、ジョニーに自由が無いじゃないか!!
確かにジョニーは多少知られている人だから仕方ないのかもしれませんけど、こんなんじゃアメリカに不満だらけ。

だからこそ!いままでジョニーを傷つけてきた人たちを見返してほしい!
もうなにも言わせたくないです!

そんなこと、ジョニーは思ってるに違いありませんけど。
どうしても、思ってしまいます。

ジョニー、がんばれっ!!
2006/11/01 (水) 22:00:23 | URL | Satomi #-[ 編集]
>Satomiさん
>なぜジョニーが美しい演技をして文句を言う人がいるんでしょう。

根深~い問題が、あるんでしょうね・・・
特にジョニーは華やかなタイプなので、余計に目が付きやすいのかな?周囲の雑音で、スケートに悪影響が出ないといいですよね。

>ジョニー、がんばれっ!!

がんばれっ!!
2006/11/02 (木) 22:00:38 | URL | rino #mQop/nM.[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2005 Johnny Weir Fan Blog all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。